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高度なニーズに応える、進化する工作機械
工作機械が需要回復の兆しを見せている。更新や増産のための需要に加え、より高い精度と効率、自動化・無人化、新開発品への対応など、より高度なモノづくりをユーザーは求めている。デジタル技術の活用も重要課題で、技術開発競争は激しさを増している。オークマの家城淳社長に今後の展望と戦略を聞いた。
信頼性の高い量産加工技術を提供
-今後、市場はどう変化しますか。
「今の工作機械市場は緩やかな回復基調にあり、需要は年後半から本格回復するとみている。半導体関連で需要が急増する中、コロナ禍で自動化やデジタル化の関連需要も高まる。環境関連も各国の対策が進み、今後は本格的なビジネスになる。電気自動車(EV)化は、新たな加工需要があり前向きに捉えたい。いずれも高精度、高効率に加え、お客さまが熟練に頼らず短期間で信頼性の高い量産ができる技術が評価される」
-対応策は。
「用途に最適な機械をいち早く提供する。例えば、拡大する大型部品の加工需要に対し、門型マシニングセンターのラインアップを一新し、旗艦機『MCR-BⅤ(ビーファイブ)』を投入した。『ロイドシリーズ』など自動化を支援するシステムも拡充する。高精度を容易に安定維持できる技術も提供し、ユーザーのモノづくりの高度化・知能化を支援する」
-コロナ禍に伴いリモート(遠隔)でのコミュニケーションが増えました。
「すでに商談や立ち会いはリモートでできる。オンライン展示会にも手応えがあり、今後マーケティングはリアルとデジタルの融合型が中心となる。デジタル技術を活用しお客さまに寄り添うビジネスを追求する」
-デジタル改革(DX)への対応も課題です。
「自社工場を高度化・知能化するスマートファクトリー化を進めている。DXの活用法を蓄積し、お客さまに提案する。ものづくりノウハウの提供が需要となっており、組織のあり方や必要な人材も検討し、会社全体を見直す」
代表取締役社長
家城 淳氏
オークマの門形マシニングセンタに待望の新型機「MCR-BV(ビーファイブ)」が新登場しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.okuma.co.jp/product/dcmc/mcr-b_5.html
MCR-BVは門形マシニングセンタの最新機種で、累積販売数9,500台以上の実績を誇る当社の門形マシニングセンタシリーズのフラッグシップモデルです。従来機から定評のある加工能力、精度安定性をさらに向上しました。さらに、加工から計測までを1台で完結する高度な工程集約を実現しました。
最大有効門幅3,650mm、最大テーブル長手方向寸法12,000mmで、加工するワークに応じてサイズの選択が可能です。100種類以上の主軸ヘッドが選択でき、多様な複雑形状部品を1台の機械で加工できます。
43kW高出力ビルトインモータ主軸の標準適用により、加工能力を従来機比で33%向上。強力切削から高精度仕上げ加工まで対応します。また、早送り速度もX軸1分当たり30mと従来機比の2倍に向上。強力加工と高速送りで加工時間を短縮します。加工能力の向上に合わせ、加工室内の切りくず搬送能力も従来機比の2倍に向上。大量の切りくずもスムーズに排出します。
さらに、大型機の広い加工エリアの空間精度を高精度に維持する、新知能化技術「3Dキャリブレーション」を標準適用しました。機械設置床面の影響に伴う機械精度の悪化を、半自動で簡単に校正できます。これにより、加工後のワークを段取り替えすることなく、三次元測定機並みの機上計測ができます。
会社名 | オークマ株式会社 |
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住所 | 〒480-0193 愛知県丹羽郡大口町下小口5-25-1 |
TEL | 0587-95-7823 |
FAX | 0587-95-4091 |
URL | https://www.okuma.co.jp/index.html |
担当者名 | |
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部署 | マーケティング室 |
役職 | |
okuma-event@okuma.co.jp |