株式会社アート１

アート１は、硬質および特殊硬質アルマイト処理を得意とし、製品に耐摩耗性や耐食性などの各種特性を付与できる新技術開発に積極的に取り組んでいます。

①近年では、世界で初めて（*1）実用化した、電気を通すアルマイト処理「導電マイト」を開発致しました。一般的にアルマイト皮膜は絶縁性で、電気を通すにはマスキングにより一部に皮膜を作らないようにする処理が必要です。しかし、「導電マイト」は、処理工程での処理液の工夫や作業工程の追加で耐摩耗性と導電性の良い皮膜を持っております。そのため、帯電防止や電磁波シールドの特性を必要とする機器への利用も期待できます。（*1＝自社調べ）

②「ヒートブラック」は、加熱により変色・脱色しやすい黒アルマイトを、300℃でも皮膜の変色を起こりにくくすることを特長とした耐熱・耐摩耗性を高めた技術です。

③防食性が低く、腐食しやすいアルミニウムダイカスト材(ADC12)に対して、1000時間連続噴霧しても腐食が少ない高耐食性アルミダイカスト用アルマイト処理「AD864」や、化成処理法にて600時間連続噴霧での高耐食性をもつ「ACF-D650」があります。

その他に、金属3Dプリンターで造形したアルミニウム造形物の表面に金属の光沢を与える表面処理技術などがございます。